ブルーアースニュース9月号

NPOブルーアースニュース第103回 2023年9月5日発行

 9月に入り、台風の候となりました。昔から立春から数えた日数であらわされる二百十日(9月1日ごろ)と二百二十日(9月10日ごろ)は、台風の被害が心配される日とされてきました。先月末は日本近海に3つの台風が発生し、新たに台風12号が発生し再びトリプル台風が存在することになりました。台風の進路は太平洋高気圧の勢力によって決まりますが、台風が複数発生するとお互いに影響しあい、その進路予測は難しく予報円が大きくなります。また、台風の名前は戦後から1999年まで英名(女性名)が付けれていましたが、2000年から日本を含むアジア各国が提案したアジア名(各国の動物名他)によるリスト方式が使用されています。日本では台風番号方式となっています。防災の日を迎え、今年は台風の発生や被害が少ないことを願うばかりです。

 

【NPOブルーアース活動の紹介】

1. おもしろ理科教室/環境教室 (神奈川県/東京都)

8月23日、西本郷小放課後キッズクラブ向けにおもしろ理科教室を実施しました。

8月24日、西尾久ふれあい館でおもしろ理科教室を実施しました。

8月26日、港南図書館で大人の環境教室を行いました。

(参照) 理科教室の予定と実績 : https://bit.ly/3Dlz2uA

2. おもしろ理科教室 (KISTEC 体験出前教室)

 毎年講師登録しているKSTECの体験出前教室は、今年も13件の神奈川県下の学校から応募がありました。 そのうち4つがおもしろ環境教室です。9月から12月にかけてスケジュールが目白押しなので、会員で協力して支援していきます。

(参照) 理科教室の予定と実績 : https://bit.ly/3Dlz2uA                   

3. E&Eセミナー&見学会

 E&Eセミナーは、秋に開催予定です。詳細が決まりましたら、お知らせします。

 次の見学会は、9月17日(日)に田谷の洞窟(横浜市栄区)のガイドツアーを行います。

 ガイドツアーの案内: https://www.tayacave.com/tayacaveguidetour

 9月17日(日) 午前組(10:00~)と午後組 (13:30~) 各5名ずつの募集です。(大船駅からバスで10分)

 ※会員以外の方のご参加も歓迎します。ご希望の方は下記よりお申込みください。 

  https://bit.ly/2Y2rnOC 

(メッセージ欄に「田谷の洞窟見学希望」とご記入ください。定員に達しましたら締め切りますので、ご了承ください。)

4. オープンサロン

< 9月の予定 >

テーマ:「初等教育向け防災の授業案~「子ども目線」で考える防災教育の魅力~」

・ 日時:9月18日(月)16:00~17:30 (県民センター705 号室, 対面+ Zoom)

・ 話題提供:石川弘毅 (会員)

・ 概要

①「歌が伝える復興の絆」②「ひまわりのおか」③「東京を再び興した男-後藤新平-」

を題材に初等教育向け防災の授業案を紹介します。

< 10月の予定 >

テーマ:「おもしろ理科教室、セミ幼虫の捕獲と羽化観察」

・ 日時:10月16日(月)16:00~17:30 (県民センター 603号室, 対面+ Zoom)

・ 話題提供: 西村高志(会員)

・ 概要

① セミの幼虫の捕獲方法②セミの羽化の観察

を題材におもしろ理科教室の授業案を紹介します。

※会員以外の方のご参加も歓迎します。ご希望の方は下記よりお申込みください。 

 https://bit.ly/2Y2rnOC 

(メッセージ欄に「オープンサロンxx月参加希望」とご記入ください。)

※オープンサロンの後、有志で懇親会を行う予定です。

(参照)オープンサロンのホームページ:https://bit.ly/3c7tkyk

5.創立20周年記念事業

 創立20周年を記念して、①記念誌の発行と公開、②記念パーティの開催の計画で準備を進めています。(11月20日開催予定)

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「コラム」コーナー

               会員 小木聡

先月夏休み中に小学校5年生の孫を連れて久し振りに上野の国立科学博物館を訪れました。「海」の特別展が開催されており、家族連れで混雑していました。4つのコーナがあり、第4章の「海との共存、そして未来へ」では海洋プラスチック汚染の展示がありました。1年間で約4億トンのプラスチックが生産されていますが、ある推計では年間900万トンから1400万トンのプラスチックが陸から海へ流出しており、世界で最も深いマリアナ海溝からもプラスチック片が見つかっているそうです。家庭からでたプラスチックゴミで製作されたロボットや魚が展示されており、孫も海洋プラスチック汚染に関心を示していました。

折しも国立科学博物館は、標本や資料を収集・保管する費用に当てるため、クラウドファンディングで寄付を募り始めたところ、初日で目標の1億円に達し、先月末で約7億円が集まったそうです。科博の予算の8割は国からの交付金でまかなっていますが、コロナ渦での入場者が減り、さらに光熱費が倍増したことが、財政逼迫の原因となった理由です。孫もお小遣いからいくらか寄付をしました。

海の特別展のあと日本館と地球館を回りましたが、その膨大な展示物には改めて驚くばかりでした。博物館は過去と未来をつなぐ重要な社会インフラであり、子供達のためにも貴重な標本や資料を残して行くことは、市民だけではなく国も大きな責務があると痛感しました。

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